受賞者
京都大学理学部
黒須航太郎
経歴
2020年~ 京都大学 理学部 入学
所属学会
臨床ストレス応答学会、日本生化学会、日本分子生物学会、日本糖質学会
コメント
この度は第18回日本臨床ストレス応答学会若手研究奨励賞に選出していただき、大変光栄に思います。大会長の西頭英起先生ならびに審査員の先生方に厚くお礼申し上げます。また、日頃よりご指導していただいております、森和俊先生、齊藤峻介先生をはじめとする研究室の皆様にも感謝申し上げます。
私は京都大学高等研究院 森和俊研究室で、小胞体ストレス(構造異常タンパク質の小胞体内蓄積)が関与していることが示唆されている神経変性疾患Seipinopathyについて研究しております。今回の発表では、Seipinopathyの病原変異をノックインした細胞を解析した結果をご報告させていただきました。今回の発表において、臨床系、基礎系の各方面の先生方から貴重なアドバイス、ご意見をいただき、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
Seipinopathyに限らず、神経変性疾患の病態メカニズムには未解明の謎が多く残されており、根本治療が実現できていないのが現状です。今後も、基礎、臨床の両方向からの視点を大切にしながら研究に励んで参りたいと思います。