受賞者

中国河北師範大学生命科学学院 生理学研究室  譚 克

経歴

2008年7月 河北理工大学医学部 臨床医学専攻 卒業
2011年3月 山口大学医学系研究科 医化学専攻 博士前期課程 終了
2015年3月 山口大学医学系研究科 医化学専攻 博士後期課程 終了
2015年8月 山口大学医学系研究科 医化学専攻 学術研究員
2015年10月 中国河北師範大学生命科学学院 生理学研究室 講師
現在に至る

所属学会

日本臨床ストレス応答学会、日本生化学学会、日本分子生物学会など

コメント

このたびは、第10回日本臨床ストレス応答学会「若手研究奨励賞」にご選出頂き、誠にありがとうございます。日頃から熱く御指導頂いている中井教授をはじめ藤本先生や瀧井先生など多くの先生方のおかげと思っております。この場を借りて厚く御礼申しあげます。

現在、私は熱ショック転写因子HSF1とミトコンドリアストレス応答の関連をテーマに研究をしています。ミトコンドリアの機能障害は老化、神経変性疾患、がんなどの病気と関わることが古くから知られています。しかし、哺乳動物のミトコンドリアストレス適応機構の分子メカニズムはまだ不明なところが多いです。本研究では、熱ストレスでHSF1はNRF1の発現を制御することによって、ミトコンドリアの機能を維持することが分かりました。

栄誉あるこの賞の受賞者として、私は本当にふさわしいのかどうかは、今後の努力次第で決まることを心に強く刻んでいます。この機会を生かして一層精進する所存です。