受賞者

札幌医科大学医学部病理学第一講座
札幌医科大学医学部消化器・総合、乳腺・内分泌外科学講座 和田朝香

経歴

2012年3月 札幌医科大学 医学部 卒業
2012年4月 市立函館病院 初期臨床研修医
2014年4月 聖路加国際病院 乳腺外科シニアレジデント
2017年4月 聖路加国際病院 乳腺外科クリニカルフェロー
2018年4月 札幌医科大学医学部 消化器・総合、乳腺・内分泌外科学講座 診療医、博士課程入学
2019年6月 札幌医科大学医学部 病理学第一講座 所属
現在に至る

所属学会

日本臨床ストレス応答学会、日本癌学会、日本癌治療学会、日本外科学会、日本乳癌学会、日本臨床外科学会、日本人類遺伝学会、日本乳腺甲状腺超音波医学会

コメント

 この度は第16回日本臨床ストレス応答学会大会の若手研究奨励賞に選出いただき、大変嬉しく光栄に思います。ご評価いただいた大会長の足立弘明先生ならびに選考委員の先生方に厚く御礼申し上げます。

 本研究では、hERO1-Lαが乳癌の転移や増殖に及ぼす影響を明らかにし、乳癌の中でも悪性度の高いトリプルネガティブ乳癌の新たな治療標的分子となる可能性が示唆されました。乳腺外科医として予後不良な乳癌に対する有効な治療法を期待しながら日々診療しております。本研究で得た基礎的な結果が少しでも臨床応用につながればという希望を持っています。

 最後に、本研究の成果はご指導いただいた鳥越俊彦教授、廣橋良彦准教授をはじめ札幌医科大学医学部病理学第一講座の皆様、札幌医科大学医学部 消化器・総合、乳腺・内分泌外科学講座の皆様のご指導とご協力の賜物です。この場をお借りして改めて感謝を申し上げます。今後も乳癌と向き合い、この賞を励みにこれからもより一層研究活動に邁進していく所存です。