受賞者
大阪公立大学大学院医学研究科医化学
清水康平
経歴
2013年 愛媛大学大学院理工学研究科博士課程 修了
2013年 愛媛大学プロテオサイエンスセンター 日本学術振興会特別研究員(PD)
2014年 Harvard Medical School, BIDMC, Research Fellow 海外特別研究員
2017年 東北大学大学院歯学研究科先端再生医学研究センター 助教
2019年 大阪市立大学大学院医学研究科分子病態学 助教
2024年 大阪公立大学大学院医学研究科医化学 講師
所属学会
日本臨床ストレス応答学会、日本Cell Death学会、日本生化学会、日本分子生物学会
コメント
このたびは第19回日本臨床ストレス応答学会大会の若手研究奨励賞にご選出いただき、大変光栄に存じます。大会長の岩脇隆夫先生ならびに審査員の先生方に厚く御礼申し上げます。また、日頃よりご指導いただいております、徳永文稔先生をはじめ、研究室の皆様、共同研究者の方々に深く感謝申し上げます。
ネクロプトーシスは、病原体感染や遺伝的要因などによってアポトーシス経路が阻害された際に誘導される炎症性細胞死であり、自然免疫応答に重要な一方、過剰な活性化は炎症性疾患の発症要因となります。本研究では、TNFシグナル経路においてアポトーシスを促進し、ネクロプトーシス依存的な炎症を回避するための新たな分岐点を明らかにし、その破綻が炎症性腸疾患の病態形成に寄与することを示しました。
この十数年で制御性細胞死の概念は大きく広がり、その分子機構の理解も飛躍的に進んできました。しかし、細胞死経路の複雑なクロストークには、なお未解明の部分が多く残されています。本賞を励みに、今後も基礎から応用へとつながる研究を着実に進めていきたいと考えております。引き続き、ご指導とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。





