受賞者
京都大学化学研究所 武内敏秀
学歴・略歴
平成15年3月 京都大学薬学部 卒業
平成20年3月 京都大学大学院薬学研究科博士後期課程 修了
平成20年3月 博士(薬学)(京都大学)
平成20年4月 スイス・ジュネーブ大学理学部 博士研究員
平成22年5月 国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 流動研究員
平成23年4月 日本学術振興会 特別研究員PD
平成25年4月 京都大学化学研究所 助教
現在に至る
所属学会
日本臨床ストレス応答学会、日本薬学会、日本分子生物学会など
コメント
このたびは、第10回日本臨床ストレス応答学会「若手研究奨励賞」にご選出頂き、誠にありがとうございます。
今回発表させて頂いた研究は、永井義隆先生をはじめ、数多くの方々のご指導、ご協力により、実を結んだ成果であります。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
受賞内容は、分子シャペロンがエクソソームという小胞に包まれて細胞間を伝播し、別の細胞で神経変性を抑制するという内容であります。
本研究におきまして、このような機構が生体内に存在するということは分かりましたが、果たしてこれが個体にとってどの程度重要なものなのか、また、どのように精密に制御されているのかなど、まだまだ不明な点が多くあります。疾患との関わりも明らかにする必要があります。
本研究成果をひとつのゴールとしてではなく、今後の問題提起と捉え、「奨励賞」を励みに、これからひとつずつ明らかにしていきたいと考えています。