受賞者
京都府立医科大学大学院医学研究科脳神経内科学 上田 哲大
経歴
2012年3月 京都府立医科大学 医学部医学科 卒業
2012年4月 医仁会武田総合病院 初期研修医
2014年4月 神戸市立医療センター中央市民病院 脳神経内科 後期専攻医
2017年4月 京都府立医科大学附属病院 脳神経内科 後期専攻医
2018年4月~ 京都府立医科大学大学院 医学研究科 脳神経内科学 博士課程
2019年4月~2020年12月 大阪大学大学院医学系研究科 神経難病認知症探索治療学 特別研究学生
2021年1月~9月 近畿大学医学部 脳神経内科 特別研究学生
所属学会
日本臨床ストレス応答学会、日本神経学会、日本臨床神経生理学会、日本内科学会
コメント
第15回日本臨床ストレス応答学会大会の若手研究奨励賞に選出いただき、たいへん嬉しく光栄に思います。ご評価いただいた選考委員の先生方、また学会関係者の皆様方に厚くお礼申し上げます。
本研究では、筋萎縮性側索硬化症においてTDP-43が凝集する機序に微小管依存的輸送の障害が関わっており、その凝集へ至る過程にストレス顆粒の動態異常が存在する可能性を示しました。
神経変性疾患に対する治療開発へ貢献できることを目指して、これからも大事な問いを探しながら邁進して行きたいと思います。
最後に、本研究をご指導いただいた近畿大学の永井義隆先生、武内敏秀先生をはじめ、重要な示唆をくれた同僚の仲間たち、ご協力をいただいた多くの方々に、この場をお借りして心より感謝を申し上げます。