受賞者
山口大学大学院医学系研究科医化学講座 岡田 真理子
経歴
2017年3月 京都府立大学生命環境学部生命分子科学科 卒業
2019年3月 京都大学大学院生命科学研究科統合生命科学専攻修士課程 修了
2019年4月 山口大学大学院医学系研究科医学専攻博士課程 入学
現在に至る
所属学会
日本臨床ストレス応答学会、日本分子生物学会
コメント
この度は第15回日本臨床ストレス応答学会大会にて若手研究奨励賞に選出いただき、大変光栄に存じます。本発表を評価いただいた審査員の先生方、本大会の大会長である永井先生をはじめとする学会関係者の皆様に深くお礼申し上げます。
本発表は、タンパク質変性ストレス等に応答して活性化され、ストレス応答タンパク質群の遺伝子の転写を促進する転写因子であるHSF1が、転写活性化時にほかの転写制御因子とともに液―液相分離した区画を形成することを示したものです。私としては、HSF1のみならず、外部からのシグナルに応答する性質を持つ転写因子による、迅速な転写活性化機構の解明につながる研究であると考えています。
最後になりますが、今回若手研究奨励賞を頂いた研究は、藤本充章先生をはじめとする研究室の皆様のご指導、ご協力の賜物です。この場をお借りして感謝申し上げます。この賞を励みにこれからもより一層研究活動に邁進していく所存です。