開催の目的と意義

日本臨床ストレス応答学会は、生体の様々なストレス応答の分子機構の理解 と臨床への応用を目的として 1996年に立ち上げられた臨床ストレス蛋白質研究会が、国際組織(Cell Stress Society International)の日本での受け皿として、より広範なストレス応答を対象とし、より多くの基礎及び臨床研究者 や、医療及び社会への応用を目指す方々の学術交流の場を目指し、2006年に臨床ストレス応答学会(第1回大会)へと発展したものです。2019年より学会名に「日本」を冠し、新たな決意のもと基礎臨床が融合し、基礎解析と疾患発症メカニズム解明を目指す場として、さらなる活動を展開していきます。

 

開催日程の概要(2023/10/17 更新)

2023年11月17日(金)

12:00~     受付(1F 藤井節郎記念ホール前)

13:00~13:05 開会挨拶(大会長:親泊 政一)

13:05~14:17 一般口演1「病態解明から疾患克服へ」

14:17~14:25 若手研究奨励賞応募演題ポスタープレビュー

14:25~15:20 若手研究奨励賞応募演題ポスター討論

15:20~17:00 シンポジウム1「オミクスで拓くストレス研究」
共催:高深度オミクス医学研究拠点整備事業
  • ゴルジ体ストレスに対する生体応答とその破綻による疾患
    清水 重臣 先生(東京医科歯科大学難治疾患研究所)
  • RNA 相分離を起点としたシヌクレイノパチー発症機序の解明
    矢吹 悌 先生(熊本大学発生医学研究所ゲノム神経学分野)
  • ストレス応答を支えるmicroRNA-その背後にある不思議な現象を複合的なオミクス解析から紐解く-
    小林 穂高 先生(徳島大学先端酵素学研究所)
  • Keap1の分子進化は脊椎動物の陸上進出に必須だった-陸上生物の高活性酸素に対する適応機構の解明-
    弓本 佳苗 先生(九州大学生体防御医学研究所)

17:15~18:15 特別講演「次世代プロテオミクスが拓く医学生物学の新地平:100年来のがんの謎を解く」
中山 敬一 先生(東京医科歯科大学・高等研究院)

18:30~     懇親会&若手研究奨励賞表彰式

2023年11月18日(土)

8:30~      受付(1F 藤井節郎記念ホール前)

9:00~10:05  一般口演2「シャペロン研究の新たな展開」

10:10~11:50 シンポジウム2「プロテオスタシスからの疾患解明」
共催:日本医療研究開発機構 革新的先端研究開発支援事業「プロテオスタシスの理解と革新的医療の創出」
  • 遺伝性パーキンソン病の原因因子とプロテオスタシス制御
    松田 憲之 先生(東京医科歯科大学難治疾患研究所機能分子病態学分野)
  • もやもや病遺伝子のクローニングから機能解明へ
    森戸 大介 先生(昭和大学医学部)
  • 小胞体ストレス依存的な翻訳時分解を介したプロテオスタシス制御機構
    門脇 寿枝 先生(宮崎大学医学部機能生化学分野)
  • 2型糖尿病へと至る膵β細胞の小胞体プロテオスタシス変容と創薬
    三宅 雅人 先生(徳島大学先端酵素学研究所生体機能学分野)

12:00~12:40 バイオテク ランチョンセミナー「医薬品開発を効率化する薬物輸送性トランスポーター製品の紹介」
伊藤 澄人 先生(株式会社ジェノメンブレン)

12:40~13:00 評議員会・総会

13:00~14:00 一般口演3「ストレス応答への様々なアプローチ」

14:00~14:05 閉会挨拶(大会長:親泊 政一)

 

大会の運営

大会実行委員

委員長:
親泊 政一(徳島大学先端酵素学研究所生体機能学分野・教授)

委員:
足立 弘明(産業医科大学医学部神経内科学)
岩脇 隆夫(金沢医科大学総合医学研究所生命科学研究領域細胞医学研究分野)
鵜殿 平一郎(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科腫瘍制御学講座免疫学分野)
江口 傑徳(岡山大学大学院医歯薬総合研究科歯科薬理学分野)
木村 洋子(静岡大学大学院農学研究科応用生物化学専攻)
鳥越 俊彦(札幌医科大学医学部病理学第一講座)
中井 彰(山口大学大学院医学系研究科医化学講座)
永井 義隆(近畿大学医学部脳神経内科)
西頭 英起(宮崎大学医学部機能生化学)
養王田 正文(東京農工大学大学院工学府生命機能科学部門)
横田 伸一(札幌医科大学医学部微生物学講座)