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投稿者「bssr」のアーカイブ
第2回日本臨床ストレス応答学会大会 ご挨拶
昨年の第1回の「日本臨床ストレス応答学会」は京都大学の永田和宏大会長のご企画の元に、従来の医学会の概念を一掃し前途洋々たる歴史が刻まれていくであろうことを予感させるような素晴らしいスタートが切られました。第2回大会の大会長には光栄にも私が仰せつかりました。
第2回大会は本学会の今後の進むべき方向性をさらに明確に位置づけていく上で非常に重要な責務を伴った大会となることが期待されていると感じておりま す。第2回大会も第1回大会の実績をもとに、ストレス応答研究の基礎および臨床研究分野のさらなる融合を目指した有意義な学会にしたいと願って立案いたし ました。福岡という地方都市であるにもかかわらず、幸いにも昨年と同数の応募を頂き、会員の皆様のこの分野へのご期待が大きいことがひしひしと伝わってく るような気がいたします。
本大会では特別講演として、臨床関連分野を金子清俊先生、服部信孝先生、高橋良輔先生による「神経変性疾患と分子シャペロン」、基礎関連分野を田中啓二 先生、村田茂穂先生による「蛋白分解と生体制御」の二本立ての計5題を、また祖父江元先生によるランチョンセミナーを企画いたしました。それぞれにイン ターナショナルでリーダー格のご多忙な先生方ですが、ご講演の快諾をいただきました。これらのご講演が今後のこの分野のさらなる飛躍的な発展の大いなる きっかけとなれば主催者としても本望です。この大会を通じて、会員諸氏そして参加者のみなさまの熱い議論・討論・交流がなされ、多くの共同研究のシーズと なり、そして共通の目標・夢の実現に向けた多くの友情が生まれることを願ってやみません。
最後になりましたが、本大会のためにおおくのご支援をいただきました、関係企業の皆さまに厚く御礼申し上げます。
第2回日本臨床ストレス応答学会大会長
九州大学大学院医学研究院教授
姫野 國祐
大会スケジュール
第2回日本臨床ストレス応答学会大会プログラム <すべて口演です>
011月30日(金)一般24演題、特別講演3演題
受付
開会挨拶(姫野國祐大会長)
セッション1 熱ショック蛋白質と免疫
(座長 鳥越俊彦、原 勲)
1 横田伸一(札幌医科大学医学部微生物学)
多発性硬化症患者髄液中の抗HSP70自己抗体はHSP70によるToll-like receptor系活性化を増強する
2 水上修作(RIKEN RCAI 免疫シャペロン)
HSP依存性クロスプライミングと腫瘍除去におけるMyD88の役割
3 九冨五郎(札幌医科大学第一病理)
HSP-癌ペプチド複合体ワクチンの高CTL誘導性機構の解析と治療への応用
4 田村保明(札幌医科大学第一病理)
Hsp90によるシャペロン分子の時・空間的制御と免疫応答
5 原 勲(和歌山県立医科大学泌尿器科)
結核菌65kDa heat shock protein導入による腫瘍免疫療法
6 田村 裕(千葉大学医学部生命情報科学)
HSP70結合性ペプチドin silico モチーフ解析
(座長 甲斐広文、水島 徹)
7 原田春美(筑波大学大学院人間総合科学研究科医学5専攻)
A170欠損マウスにおける過食のメカニズム
8 石井哲郎(筑波大学大学院人間総合科学研究科医学5専攻)
ストレスタンパク質A170欠損大動脈平滑筋細胞の増殖亢進
9 森野沙緒里(熊本大学大学院医学薬学研究部 遺伝子機能応用学)
2型糖尿病モデルマウスにおけるHsp72によるインスリン抵抗性改善効果
10 近藤龍也(熊本大学大学院医学薬学研究部 代謝内科学)
温熱・電流同時印加療法によるdb/dbマウスのインスリン分泌改善効果
11 足立博紀(熊本大学大学院医学薬学研究部 代謝内科学)
Geranylgeranylacetone(GGA)によるHsp72発現誘導と糖代謝改善効果
休憩
(座長 金子清俊、高橋良輔)
12 銭 金澤(信州大学医学研究科加齢適応医化学加齢生物学分野)
マウス老化アミロイドーシスでの骨格筋へのアミロイド沈着
13 迫野昌文(理研 前田バイオ工学)
シャペロンによる毒性アミロイドオリゴマー生成
14 上口権二郎(札幌医科大学第一病理)
新規DNAJ蛋白質DNAJB8のポリグルタミン病における役割
15 足立弘明(名古屋大学大学院医学系研究科 神経内科)
SBMAモデルにおけるHsp90阻害剤の治療効果
エーザイ共催ランチョンセミナー
演者:祖父江 元 先生(名古屋大学医学系研究院教授)
演題:「分子シャペロンによる神経変性疾患の治療へ の展望」
司会:姫野國祐 大会長
評議委員会・総会
セッション4 小胞体ストレス
(座長 一条秀憲、後藤知己)
16 後藤知己(熊本大学 医薬系研究院 分子遺伝分野)
小胞体ストレス-CHOP経路の機能的多面性
17 藤井 潤(九州大学大学院医学研究院 細菌学分野)
血管内皮細胞におけるベロ毒素のCHOP依存性小胞体ストレス誘導能
18 松田史子(九州大学大学院医学研究院 細菌学分野)
2-deoxy-D-glucoseによる小胞体ストレスとレジオネラの細胞内増殖抑制
19 村上智彦(宮崎大学医学部 解剖学講座 分子細胞生物学分野)
骨芽細胞における小胞体ストレストランスデューサーOASISの役割
20 日野真一郎(宮崎大学医学部 解剖学講座 分子細胞生物学分野)
小胞体ストレスセンサーBBF2H7の機能解析
休憩
セッション5 神経系のストレス応
(座長 石井哲郎)
21 青江知彦(千葉大学大学院医学研究院麻酔学)
変異BiPノックインマウスにみられた大脳皮質形成異常
22 西頭英起(東京医科歯科大学 COE-FRMDRTB)
筋萎縮性側索硬化症における小胞体ストレスを介した運動神経死分子メカニズムの解明
23 薄 聖子(熊本大学医学薬学研究部 遺伝子機能応用学)
トランスサイレチンの細胞内運命を決定する小胞体品質管理機構
24 八谷如美(東京医科大学医学部 神経生理学講座)
新しいレーザーダイセクションシステムの開発および蛋白質解きほぐし分子Aip2多量体(アンフォルジン)を用いた神経変性疾患病態解析ヘの応用
特別講演1 『神経変性疾患と分子シャペロン』
(座長 樋口京一、藤田 潤)
SL1-1 金子清俊 先生(東京医科大学医学部教授)
プリオン病と分子シャペロン
SL1-2 高橋良輔 先生(京都大学医学部教授)
蛋白質品質管理病としてのパーキンソン病
SL1-3 服部信孝 先生(順天堂大学医学部教授)
パーキンソン病の病態:遺伝性パーキンソン病からヒントを得て
懇親会 (コラボステーションII、コミュニティラウンジ)
12月1日(土)(一般23演題、特別講演2演題)
セッション6 ストレス応答の分子機構
(座長 伊藤英晃)
25 山本 聡(秋田大学大学院 工学資源学研究科)
HOPATPase活性が分子シャペロン複合体形成に及ぼす影響
26 根本孝幸(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 口腔分子生化学)
Hsp90a遺伝子多型Gln488>Hisはダイマー形成能の低下をきたす
27 野口拓也(東京大学薬学研究科 細胞情報 CREST)
ATP誘導性アポトーシスにおけるASK1の役割
28 本庄雅則(九州大学大学院システム生命科学府)
エーテル結合型リン脂質プラスマローゲン合成不全CHO変異細胞の分離と解析
休憩
セッション7 物理的および精神的ストレスへの応答
(座長 岩坂日出男、藤木幸夫)
29 関山敦生(国立長寿医療センター研究所 血管性認知症研究部 生体防御研究室)
拘束ストレス負荷によるサイトカイン血中レベル上昇におけるinducible NO synthase の役割の検討
30 山本悠太(徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス研究部 ストレス制御医学分野)
方法依存的な摂食制限ストレス負荷によるマウスの行動変化及び脳内の遺伝子発現変動について
31 河合智子(徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス研究部 ストレス制御医学分野)
急性心理的ストレスならびに身体的ストレスに対するヒト末梢血液細胞内の遺伝子発現変化
休憩
セッション8 蛋白分解と生体機能
(座長 久保田広志、横田伸一)
32 久保田広志(京都大学再生医科学研究所)
McKusick-Kaufmansyndromeタンパク質の病因変異体の凝集と分解
33 石田義人(京都大学再生医科学研究所 細胞機能調整学分野)
小胞体に蓄積する異常なコラーゲンは、オートファジーによって分解される
34 丸山 剛(東京医科歯科大学 COE-FRMDRTB)
MEKK活性抑制機構の解明
35 段 学鋒(九州大学大学院医学研究院 感染免疫熱帯医学分野)
UFD経路によるmycobacterial HSP65に対するCD8T細胞の誘導
特別講演2『蛋白分解と生体制御』
(座長 鵜殿平一郎)
SL2-1 村田茂穂 先生(都立臨床研)
プロテアソームによる生体制御
SL2-2 田中啓二 先生(都立臨床研所長)
オートファジーによる生体制御
昼食休憩(各自)
セッション9 消化器系のストレス応答
(座長 大塚健三、水島 徹)
36 神里茉衣(徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス研究部 ストレス制御医学分野)
IL-18はマウス大腸においてストレス応答時ならびに恒常的なMUC2発現制御に関わっている
37 嶽尾敬子(徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス研究部 ストレス制御医学分野)
ストレスにより胃粘膜細胞に誘導されるtra2b選択的スプライシングmRNA isoformの機能
38 浅井みどり(中部大学応用生物 細胞ストレス生物)
ペオニフロリンによるマウス胃でのHSP70誘導
39 油谷真由子(熊本大学大学院医学薬学研究部)
NSAID潰瘍におけるヘムオキシゲナーゼ-1の役割
休憩
セッション10 炎症性疾患とストレス応答
(座長 六反一仁)
40 難波卓司(熊本大学大学院医学薬学研究部)
炎症性腸疾患における小胞体ストレス応答関連転写因子CHOPの役割
41 石原知明(熊本大学大学院医学薬学研究部)
炎症性腸疾患に対するPC-SODの効果
42 長谷川 輝(大分大学医学部 脳神経機能統御講座 麻酔科学)
敗血症の致死性メディエータHMGB1に対するHSPの効果
43 日高正剛(大分大学医学部 脳神経機能統御講座 麻酔科学)
AT1受容体阻害剤を用いた急性肺障害の新たな治療戦略
休憩
セッション11 ユビキチンプロテアソーム系と免疫
(座長: 根本孝幸、久枝一)
44 今井 孝(九州大学大学院医学研究院 感染免疫熱帯医学分野)
変異ユビキチンを利用したユビキチン融合分解経路に基づくMHC-class I拘束性CD8+T細胞の効率的な誘導
45 仇 斌(九州大学大学院医学研究院 感染免疫熱帯医学分野)
Application of ubiquitin fusion degradation pathway in DNA vaccination of Trypanosoma cruzi
46 屠 麗萍(九州大学大学院医学研究院 感染免疫熱帯医学分野)
トキソプラズマ感染における免疫プロテアソームの関与
47 菅原英俊(理化学研究所 横浜研究所 RCAI 免疫シャペロン)
PA28-20SプロテアソームによるペプチドプロセシングにおけるMHC結合モチーフの影響
閉会挨拶(佐藤昇志 学会長)
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かねて懸案でありました「臨床ストレス蛋白質研究会」から「日本臨床ストレス応答学会」への 移行は、会長の佐藤昇志先生はじめ、多くの会員諸氏、ならびに評議員の先生方の大きな支援のもとに、スムーズに展開されました。その第1回の大会長を仰せ つかり、以下に説明しますような大会を企画しております。この分野は、今後も大きな進展が確実に期待される分野であり、しかも今後、臨床とストレス応答 の境界にある研究が重要性を増すことは、まちがいのないことであると思われます。ぜひ、そのような領域を目指した本学会の、記念すべき第1回大会にご参加 いただき、今後のこの分野の飛躍的な発展にご協力をいただければうれしく存じます。ここにご案内を兼ねて、お願いを申し上げます。
第1回日本臨床ストレス応答学会大会プログラム
<一般演題:発表10分+質疑応答3分で、計13分>
11月22日(水)(一般19演題、シンポジウ ム4演題)
開会挨拶(大会長)
セッション1 小胞体ストレス
座長 小亀浩市、後藤知己
01
小胞体ストレス-CHOP経路の新しい機能
後藤知己1、遠藤元誉1、森 正敬2
1熊本大学大学院医学薬学研究部(医学系)分子遺伝学分野、2崇城大学薬学部
02
ALSにおける変異型SOD1による小胞体ストレス誘導性神経細胞死分子機構
西頭英起1、一條秀憲2
1 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科・COE
2 東京大学大学院薬学系研究科・細胞情報・CREST-JST
03
Autophagy is activated for cell survival after ER stress
Hino Shin-ichiro1, Ogata Maiko1,2, Saito Atsushi1,2, Urano Fumihiko3, Imaizumi Kazunori1
1Division of Molecular and Cellular Biology, Department of Anatomy, Faculty of Medicine, University of Miyazaki, Japan. 2Division of Structural Cellular Biology, Nara Institute of Science and Technology (NAIST), Japan. 3Program in Molecular Medicine, University of Massachusetts Medical School, USA.
04
新生児呼吸不全に対する小胞体分子シャペロンの関与
三村尚也、樫尾牧子、木村敬太、神 久代、青江知彦
千葉大学大学院医学研究院麻酔学
セッション2 ユビキチン化とタンパク質分解
座長 徳永文稔、鵜殿平一郎
05
直鎖型ユビキチン鎖を形成する新規ユビキチンリガーゼ(LUBAC)によるNF-kB 活性化
徳永文稔1,2、桐浴隆嘉1,2、岩井一宏1,2
1 大阪市立大学大学院医学研究科分子制御、2 CREST
06
小胞体膜貫通型ユビキチンリガーゼgp78のE4活性による 変異型CFTRのユビキチン化
森戸大介1,2、平尾和義1,2、細川暢子1,2、徳永文稔3、田中啓二4、岩井一宏3、永田和宏1.2
1 京都大学再生医科学研究所、2 CREST, JST、3 大阪市立大学大学院医学研究科、4 東京都臨床医学総合研究所
07
Knock-down of hsp90a induces homo PA28-20S proteasome as well as heat shock response
Taketoshi Yamano, Shusaku Mizukami, Heiichiro Udono
Laboratory for Immunochaperones, RCAI, RIKEN
08
熱ストレスに応答したp53およびPCAFの一過性の消失
田中康春、広中安佐子、太田克矢
奈良県立医科大学 生化学
休憩 10分
セッション3 分子シャペロンと阻害剤の作用機構
座長 伊藤英晃、一条秀憲
09
抗癌剤シスプラチン結合蛋白質の生理機能解析
石田竜一、山本 聡、高岡由佳、伊藤英晃
秋田大学大学院工学資源学研究科
10
Identification and biochemical properties of GGA binding protein
Soh Yamamoto1, Kaori Ogasawara1,Michiro Otaka2, Akira Nakai3 and Hideaki Itoh1
1Dept. of Materials-process Eng. And Applied Chem. For Environment, Faculty of Eng. And Resouce Sci, Akita-Uni., 2Dept. of Internal Med. Akita-Uni. Sch. Med. 3Dept of Biochem. And Mol Biol., Yamaguchi-Uni. Sch. of Med.
11
HSP70による樹状細胞活性化はDeoxyspergualinによって抑制される
菅原敦史、鳥越俊彦、田村保明、根本久一、佐藤昇志
札幌医科大学医学部病理学第一講座、日本化薬海外臨床推進室
12
前立腺癌細胞に対するHSP90阻害剤17-AAGの抗腫瘍効果とドセタキセル感受性増大に関する検討
佐藤文憲, 山崎六志, 住野泰弘, 秦聡孝, 平田裕二, 三股浩光
大分大学 医学部 腫瘍病態制御講座 (泌尿器科学)
13
HSP70の分子認識における結合モチーフの解析
佐原弘益1、前田豪樹2,3、森陽子1、鳥越俊彦3、田村保明3、上口権二郎3、田村 裕4、 平田公一2, 佐藤昇志3
1札幌医大臨海医学研究所、2同大第一外科、3同大第一病理、4千葉大大学院バイオインフォ
12:20-13:20 エーザイ共催ランチョンセミナー
司 会; 六反 一仁先生
(徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部ストレス制御医学分野教授)
演 者; 水島徹先生(熊本大学大学院医学薬学研究部教授)
演 題;「NSAIDs 潰瘍発症の分子機構とHSP 誘導による胃粘膜保護」
休憩 10分
14:40-15:58
セッション4 酸化ストレス
座長 藤木幸夫、青江知彦
14
ペルオキシソーム形成障害性CHO変異細胞と酸化ストレス
藤木幸夫、田中 敦、本庄雅則
九大院・理・生物科学
15
Hypoxia-inducible factor-1aの核内 移行におよぼすCa2+非依存性ホスホリパーゼA2の機能
岡 真優子、高橋 稔、秋葉 聡、佐藤隆司
京都薬科大学病態生化学教室
16
3価無機ヒ素によるHO-1遺伝子発現シグナル伝達系の解析
原田春美1、杉本里香1、岡田浩介1、竹谷茂2、伊東健1、山本雅之1、蕨栄治1、石井哲郎1
1筑波大学大学院人間総合科学研究科医学系
2京都工芸繊維大学大学院応用生物学部門
17
酸化ストレス応答タンパク質A170を欠損したマウスは過食による肥満を引き起こす
蕨栄治1、宇和山純也1、柳川徹1、中曽一裕2、杉本里香1、桐井恭子1、吉田廣1、石井哲郎1
1筑波大学大学院人間総合科学研究科医学系
2鳥取大学医学部脳神経内科
18
酸化ストレスによるASK1活性化の分子機構
野口拓也、藤野悟央、永井宏彰、村上史織、武田弘資、一條秀憲
東大・院薬・細胞情報、CREST
19
サルモネラの病原性発現に関わる新規病原性因子、SEp22の発現調節機構
天野富美夫1、寺井志織1、田村 愛1、河田真由美1、山崎 学2、五十君静信2
1大阪薬科大学・薬学部・生理機能化学、2国立医薬品食品衛生研究所・食品衛生管理部
公開シンポジウム(参加費無料)
『蛋白質のミスフォールディングと疾患』
座長 永田和宏、佐藤昇志
SS1
Direct observation of yeast prion dynamics: from a single-molecule to a single-cell approach
Hideki Taguchi
Graduate School of Frontier Sciences, University of Tokyo, Japan
SS2
Cytosolic chaperonin CCT prevents aggregation and toxicity of beta-sheet-rich proteins through specific interactions
Hiroshi Kubota, Akira Kitamura, Susumu Kubota, Shoshiro Hirayama, and Kazuhiro Nagata
Institute for Frontier Medical Sciences, Kyoto University, Kyoto 606-8397, Japan
SS3
Sensing folding defects in misfolded CFTR
Douglas M. Cyr
University of North Carolina
SS4
The Ubiquitin Proteasome System and protein aggregation
Ron R. Kopito
Department of Biological Sciences, Stanford University, Stanford, CA 94305-5020
11月23日(木、祝日)(一般 28演 題)
セッション5 タンパク質凝集と疾患
座長 樋口京一、堀清次
20
新規分子シャペロンDNAJC8の機能解析とポリグルタミン病における役割
伊藤規絵1,2、上口権二郎1、中西勝也1、鳥越俊彦1、千葉 進3、佐藤昇志1
1 札幌医科大学第一病理、2 同 神経内科、3 札幌山の上病院
21
熱ショック転写因子HSF活性化による神経変性疾患ポリグルタミン病に対する治療効果
藤掛伸宏1、永井義隆1、ポピエル明子1、山口政光2、戸田達史1
1大阪大学大学院 医学系研究科 臨床遺伝学
2京都工芸繊維大学繊維学部 応用生物学科 染色体工学
22
チーターのAAアミロイドーシス
張 倍茹1、宇根 有美2、亀谷 富由樹3、厳 景民1、葛 鳳霞1、姚 俊潔1、張 桓宇1、澤下 仁子1、森 政之1、樋口 京一1、付 笑影1 1信州大学医学研究科加齢生物学分野、2麻布大学獣医学部獣医学科、3東京都精神医学総合研究所
23
McKusick-Kaufman syndrome タンパク質の疾患原因変異体はE3リガーゼCHIPを介してユビキチン-プロテアソーム系で素早く分解される
平山尚志郎1、山崎祐自1、北村朗1、小田祐香子1、森戸大介1、大川克也2、木村宏2、久保田広志1、永田和宏1
1京都大学再生医科学研究所、2京都大学医学研究科先端領域融合医学研究機構
セッション6 物理的及び精神的ストレスへの応答
座長 今泉和則、六反一仁
24
エタノールストレス条件下におけるHSP遺伝子の無駄な転写活性化
井沢真吾、井上善晴
京都大学農学研究科応用生命科学専攻
25
テストストレス(精神的ストレス)によるストレスタンパク(HSP 70)の応答 ー温熱ストレスとの比較ー伊藤要子
愛知医科大学医学部・核医学センター
26
慢性心理的ストレス負荷に伴う末梢血液細胞の遺伝子発現パターンの変化
河合智子、森田恭子、増田清士、西田憲生、近藤茂忠、関山敦夫、六反一仁
徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部ストレス制御医学分野
27
インターロイキン18放出はストレス応答パターンの変化に関与する
西田憲生、関山敦生、神里茉衣、河合香里、山口聖子、山本悠太、増田清士、富永久美子、佐々木英幸、河合智子、近藤茂忠、岡村春樹、六反一仁
徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生体制御医学講座ストレス制御医学、兵庫医科大学先端医学研究所生体防御部門
28
ACTH放出におけるインターロイキン18の役割の検討
関山敦生、上田晴康、西田憲生、神里茉衣、山口聖子、山本悠太、増田清士、富永久美子、佐々木英幸、河合智子、近藤茂忠、笠原恵美子、柏村信一郎、六反一 仁、岡村春樹
徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部ストレス制御医学分野、兵庫医科大学先端医学研究所生体防御部門
休憩 10分
セッション7 ストレスタンパク質誘導剤
座長 水島徹、大塚健三
29
漢方薬カルベノキソロンのHSP誘導効果検討およびその応用例
川島大介、三橋和輝、大塚健三
中部大・応用生物・細胞ストレス生物
30
ペオニフロリンの胃におけるHSPs誘導と胃粘膜障害軽減効果の検討
浅井 みどり1、川島 大介1、齋藤 清人1、篠田 雅路2、大塚 健三1
1中部大・応用生物・細胞ストレス生物
2名古屋大学・医学部・機能形態学講座・機能組織分野
31
小胞体分子シャペロンを誘導する新規化合物BIXの同定および薬効解析
金本聡自1,2,3、原 英彰4、工藤 喬5、今泉和則1
1宮崎大学医学部解剖学講座分子細胞生物学分野、2奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科細胞構造学講座、3日本学術振興会特別研究員DC、 4岐阜薬科大学生体機能分子学講座、5大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室
32
Sulforaphane はnrf2を介して胃粘膜における酸化ストレス応答能を強化する
谷中昭典1、兵頭一之介1、山本雅之2
1 筑波大学大学院人間総合科学研究科・消化器内科、2 筑波大学先端学際領域研究センター
33
健常ラットのHSP発現に対する針刺、艾灸、四君子湯及び運動負荷の影響
馮 起国1 内藤久士2 稲葉 裕1
1順天堂大学大学院疫学環境医学 2順天堂大学スポーツ健康科学部
34
NSAIDsによるアポトーシス誘導に関する分子機構の解明
石原知明、星野竜也、田中健一郎、難波卓司、水島 徹
熊本大学医学薬学研究部
35
NSAIDsによるOxygen-Regulated Protein 150の誘導とその役割
難波卓司1、星野竜也1、田中健一郎1、小川 智2、水島 徹1
1 熊本大学・院医薬・薬学微生物学、2 金沢大学・院医・神経分子標的学
昼食 (各自)
セッション8 免疫とストレス応答
座長 鳥越俊彦、久枝 一
36
分子シャペロンHsp90-抗原蛋白複合体を用いた免疫増強機構
田村保明、鳥越俊彦、佐藤昇志
札幌医科大学医学部病理学第一講座
37
腫瘍細胞産生型gp96の免疫活性に関する基礎的検討-エフェクター細胞の誘導を中心に-
大泉聡史、山崎浩一、菊地英毅、品川尚文、横内浩、西村正治、Eckhard R. Podack
北海道大学第一内科、Department of Microbiology and Immunology, University of Miami Miller School of Medicine
38
ストレスによって誘導される新規マウスNKG2Dリガンドの同定と発現様式の解析
吉田繁、富居一範、高田明生、宮武由甲子、鈴木昭、石津明洋、外丸詩野、笠原正典
北大・院・医・病態・分子病理
39
IL-1によるHPA axisの活性化の分子機構
千田 大1、今城俊浩2、須田俊宏3、岩倉洋一郎1
1 東京大学医科学研究所ヒト疾患モデル研究センター
2 日本医科大学大学院 老人病研究所
3 弘前大学医学部第三内科
40
The ubiquitin-proteasome system plays essential roles in presenting an 8-mer CTL epitope expressed in APC to corresponding CD8+ T cells
Xuefeng Duan1, Hajime Hisaeda1, Jianying Shen1, Liping Tu1, Takashi Imai1, Bin Chou1,Shigeo Murata2, Tomoki Chiba2, Keiji Tanaka2, Hans Jorg Fehling3, Takaomi Koga4, Katsuo Sueishi4 and Kunisuke Himeno1
1 Department of Microbiology and Immunology, Graduate School of Medical Sciences,Kyushu University
2 Department of Molecular Oncology,Tokyo Metropolitan Institute of Medical Science
3 Department of Immunology,University of Ulm, Germany
4 Department of Pathology, Graduate School of Medical Sciences,Kyushu University
41
Hsp70による変性大型T抗原タンパク質の機能回復
田渕圭章1,栗林亮佑2,高崎一朗1,土井健司1,酒井秀紀2,竹口紀晃2,近藤隆3,大塚健三4
1 富山大学・生命科学先端研究センター,2 同・大学院医学薬学研究部・薬学領域,3 同・医学領域,4 中部大学・大学院応用生物学研究科・応用生物学専攻
休憩10分
セッション9 ストレスタンパク質の臨床応用へ向けて
座長 藤田潤、野村馨
42
ユビキチン-プロテアソームシステムを標的とした細胞内寄生性病原体に対するDNAワクチンの開発
石井一成、久枝 一、姫野國祐
九州大学医学研究院感染免疫熱帯医学分野
43
HSP-癌ペプチド複合体ワクチンの高CTL誘導性機構の解析と治療への応用
九冨五郎1,2、田村保明1、大浦淳1、廣橋良彦1、上口権二郎1、鳥越俊彦1、平田公一2、小川 智3、佐藤昇志1
1 札幌医科大学病理学第一講座、2 札幌医科大学外科学第一講座、3 金沢大学・院医・神経分子標的学
44
MyD88 involvement in HSP-mediated cross-priming and tumor rejection in vivo
Mizukami Shusaku 1,2, Yamano Taketoshi1, Udono Heiichiro1
1 Immunochaperones, RCAI, RIKEN
2 Div. Immunol., Dept. Trans. Med. Sci., Grad. Sch. Biomed. Sci. Nagasaki Univ.
45
マウス肺癌に対する腫瘍由来熱ショック蛋白質gp96と樹状細胞を用いた癌免疫療法の基礎的検討
品川尚文1、山崎浩一1、横内浩1、菊地英毅1、大泉聡史1、西村正治1、田村保明2、今井章仁2
1 北海道大学 医 第一内科、2 札幌医科大学 医 第一病理
46
Clusterinを標的にしたアンチセンスオリゴを用いた前立腺癌に対する第一相臨床試験の経験
三宅秀明1,原 勲1,Marin Gleave2,藤澤正人1
1 神戸大学大学院腎泌尿器科,2 Division of Urology, University of British Columbia
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HSP47アンチセンスはパラコート肺線維症モデルの肺線維化を改善する
萩原聡、岩坂日出男、野口隆之
大分大学 医学部 脳・神経機能統御講座 麻酔学
16:06 終了予定